禅を組んでみる

座禅とは

座禅は本来は禅宗で行われる修行の一つです。
独特の座り方で40分から50分静止したまま自分と向き合うものです。

自分と向き合うことができる方法として、
特に禅宗や仏教の信者ではない人々の間でも広く普及しています。

座禅の組み方

座禅を組むときには、携帯電話、アクセサリー、
眼鏡、締め付けのある下着などを外して、ゆったりした服装で挑みます。

露出がすくなく地味な色の服の方が気分が落ちつきます。

携帯電話やパソコンなど
時間や他の人とのつながりを意識させるものは
電源を切ったり別の部屋によけたりします。

座禅の姿勢は独特のもので普通の座り方とは違います。
足は、胡坐をかく方法で座ってから足首をもう一方の足に乗せます。
この座り方は、慣れていないとなかなかできません。

出来ない場合には、左足を右ももにのせるだけでもいいし、
それも難しいようなら正座して膝を広げるような座り方でもかまいません。

手は右手の上に左手を乗せ両方の親指は軽く触れあうようにして自分に引き寄せておきます。
目線は1~1.5mぐらい前を見ます。

呼吸は、鼻呼吸で一分間に5,6回にします。
はくときに、ひとつ、ふたつと数えていると、
そのことに集中して雑念を振り払うことができます。

随分面倒な気もしますが慣れれば簡単なものです。

座禅の効用

座禅は、何かを考えるために組むのではなく、
何も考えない時間を作るために組みます。

上司を怒らせてしまったり、取引先に嫌味をいわれたり、
逆に後輩に八つ当たりしてしまったり、
生活の中の嫌な気分から離れて心を浄化するために行うものです。

座禅の呼吸はゆっくりとした呼吸です。
呼吸をゆっくりさせると気分が落ち着いてきます。
焦りや苛立ちから解放されるのです。

嫌なことがあった日、
うれしいことがあった日などに何も考えないというのはとても難しいことです。

そこで呼吸の数を数えるのです。
何か物思いが起きた時には、それを振り払い呼吸の数に集中します。

嫌なことも嬉しいことも何も考えない、
何も思わない状態、いわゆる無の境地の時に心が元気を取り戻していきます。

毎日、これをくりかえす内に、
次第に座禅を組めば無の境地に入る心の習慣が付きます。

日々嫌な思いや疲れた気分を積み重ねるのと、
毎日一度心を浄化するのとでは、長い年月には大きな差がでます。

メンタルが強い人は、毎日、心の浄化ができている人です。

そして、たまにはお寺で本格的な座禅を組ませていただいて
大きく気分をリフレッシュするのもいいものです。

お寺では、座禅のための部屋があり、
警策(けいさく)を持った御坊さんに背中や肩をたたかれることもあります。

こういう経験は普段の生活ではできないので、
いい刺激にもなり気分がひきしまります。

心を強くする座禅の習慣を取り入れてみませんか?