涙を流す

ワーッと泣いていたらストレス発散?

泣くことがストレス発散のいい方法となる事を知っている方は、ものすごく悲しい結末の映画を見るとか、ドキュメンタリーを見るという事で涙を思いきり流し、ストレスを解消するという行動をとっています。

実は泣くという事は、心の開放を促すもので、ストレスを大きく解消する行動となるのです。
泣くことで苦痛を緩和するという涙による健康効果や、ストレス物質の解放など、涙は心の安定に必要不可欠な物なのです。

なぜ泣くのか・どうして感情が高ぶると涙が出るのか

虫、鳥などがなく時には「鳴く」と表現しますし、人がなく時には「泣く」と表現します。
涙にもいくつかの背景があり、目の表面の保護、酸素を供給するために自然と生理的な現象として泣くという事があります。

玉ねぎなどを切っていて外部的な刺激を受ける事で涙がこぼれる事もあります。
感情が高ぶって悲しい、辛い、怒りなどの感情から涙がこぼれる事もあります。
このうち、ストレス解消となる涙の流し方は感情を出すときに出てくる涙です。

なぜ感情が高ぶると涙が出てでしょう。
何か悲しいことがあったり、辛いことがある時、大脳辺縁系と呼ばれる部分にある神経核の扁桃体と呼ばれる部分で、好きとか嫌いとか、辛いとか悲しいなどの感情が作られます。

扁桃体の近くには視床下部という部分があり、そこから自律神経が体内に伸びています。
自律神経の中でも交感神経に深い関係を持っている涙は、感情によって交感神経が優位になった時、まぶたの奥にある涙腺が刺激される形で涙がこぼれてくるのです。

涙と共に流れるもの

感情が原因となって涙が流れると脳からプロラクチンと呼ばれるホルモンやACTHという副腎皮質刺激ホルモン、さらにコルチゾールなどのストレス物質も出てきます。
感情が高ぶって涙が流れるのと同時に、ストレスの原因物質も一緒に流れていくので、涙を流すという行動には深い意味があるのです。

涙が流れることによって苦痛と感じているストレスなどを和らげる効果のあるエンドルフィンとよく似た物質も流れていくといわれています。
涙を流すことで、ストレス緩和の物質とよく似ている物質が流れていくことで、ストレスをしっかり解消する行動となるといわれています。

涙を流すことでストレスをコントロール

辛い時、ストレスがいっぱいでどうにもならない時、泣ける映画などを見てスッキリするのは、悲しいことがおこるのは自分だけじゃない、みんな同じように辛い思いをして頑張っているんだという事を理解し、自分と同じように悲しんでいることをまず理解します。

その上で自分の辛い状況と映画を重ねあわせ涙を流すことで、その辛い感情が共に流れていくように感じられるのです。
辛くてどうしようもない時に、思い切りくらい歌を聞いたり、泣ける映画を見るというのは、自分のストレスを解消しようという防衛本能といえるのかもしれません。